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  • 2009.01.17 Saturday
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雇用問題三題 第二話「非正規雇用」と「後期高齢者」

 この2つの言葉、語感が似ていると思いませんか。「ひせいキ」と「こうキ」、「コよウ」と「コウれい」。「非正規雇用」という語を誰が使い始めたのかは知りませんが、両方とも固く冷たいお役所言葉です。

 後期高齢者医療制度は、散々な不評で、あわてた政府は「長寿医療制度」という意味不明の通称を使い始めましたが、事の本質は何も変わっていません。国民みんなで支えるべき医療保険を、75歳で分断して意図的に世代間の対立を煽る手法。あまりにも古典的な「分割統治」。

 「正規雇用」と「非正規雇用」の区分の発生も、仕事を求める人たち、働く人たちの要望から出たものではないし、また彼らの自己責任に帰せられるべきものでもない。これこそ、市場至上主義派の狙う規制緩和の眼目、雇用契約において自由化を進めるということは、人間の労働力を、モノとまったく同様の商品として扱うことを意味します。ここでの「自由化」とは、人為的な規制を解消して、その事柄本来の姿に戻すことを意味するのではなくて、商品化される労働力から、その本来の担い手である人格を暴力的に引き剥がすことを意味します。それは経済発展の「自然」な過程などではなくて、国家の政策として推進される新しいレジームの創出なのです。

 そして現在起こっている「百年に一度」の経済危機は、20世紀末から金融資本の圧倒的支配の下で形成されてきた「新しいレジーム」が大破綻をみせているということなのです。
 今夜の寝る場所、明日の食べ物を心配する人たちのために手段を尽さなければならないのはもちろんですが、その一方で、この非人間的な「レジーム」を、不自然な人為的な制度とみなして、新たにやり直す(「ニューディール」)ことを考えるべきではないでしょうか。
 この点では、日本は世界でも最も遅れた国の一つになっているようです。

こども太鼓台2

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