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  • 2009.01.17 Saturday
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雇用問題三題  第一話「恐怖」の暴風雨

 テレビも新聞も、連日のように「派遣切り」、「雇用打ち切り」、「人員大幅削減」、「住居追い出し」、「内定取り消し」と「雇用危機」の襲来を叫んでいます。それらは私たちの社会そのものが上げている悲鳴のように聞こえます。「労働組合」、「団体交渉」など、実に久し振りに聞く言葉もそれに混じります。労働者自身も行動を始めている。自治体にもNGOにも、休日・年末年始返上で対策に頑張っている人たちがいる。危機に立ち向かい、危機を切り裂いて、前途を照らすヘッドライトの光も、見え隠れはしています。しかし、それらを押しつぶすような大声が聞こえてくる。それは、トヨタ、キャノンなどをはじめとする大企業経営者、かねてから日本の経済・社会を指導する立場にあると自負する財界指導部の「大幅人員削減計画」、「解雇計画」、「内定取り消し」などの発表です。それらが多くの人々に与えるものは、「危機感」を通り越して「恐怖感」ともいえるのではないでしょうか。

 振り返って見れば90年代、「グローバルスタンダード」の名の下に「規制緩和」、「自由競争」、「自己責任」が強調されるようになり、出現したのは喧伝された「活気あふれる社会」などではなく、「勝ち組・負け組」社会。活性化したのは「勝ち組」にチャレンジ・再チャレンジ可能な比較的少数者だけで、多数者は「負け組」への転落の恐怖に縛られて自己を隠すようになりました。さらにその一部の人たちは自己を見失ってしまうところまでいきました。

 そしてこの2008年、アメリカが引き金を引いた金融危機はたちまち全世界に波及し、「100年に1度」といわれる経済危機を引き起こしています。ここで注目すべきは危機深化のスピードです。それは歴史上かつて見ない速さだと思います。情報化時代ですから、それにつれての「恐怖感」の激化も未曾有の速さです。仕事を求める人、仕事をする人に「恐怖感」を覆いかぶせて先手を取り、人々を諦めの「蟻地獄」に陥れようというのが歴史の悪意ではなかと疑いたくもなります。

 ひとりでは恐怖に勝てません。仲間と声を掛け合うこと、ともに歩き始めることからすべては始まるのではないでしょうか。
 私の好きな「織江の唄」(五木寛之作詩)の一節です。
  ばってんお金にゃ 勝てんもん
  そやけん 手紙くれんね 信介しゃん
  いつかどこかで…
 
 そうです。ここにお金に勝つ道がある。人間関係を壊すのがお金なら、お金に勝つには人間関係を作ることです。

太鼓台

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