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  • 2009.01.17 Saturday
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理科への関心、世界最下位

 OECD(経済協力開発機構)が4日発表した国際的学習到達度調査の結果が話題を呼んでいます。昨年、15歳を対象に57ヵ国・地域で実施されたものですが、日本の成績は3年前の調査に比べて、数学や科学での応用力の低下が目立ち、とくに理科学習への関心・意欲は最下位だったそうです。
 もう一つの問題点は、フィンランドや台湾、韓国などの上位国にと比較すると、日本は成績の低い層の分布が厚くなっていることです。いわゆる格差問題がここにも姿を現しているわけです。これが平均点を引き下げる働きをしています。

 この調査は「ランキングを見ることではなく、教育の課題を把握し、どうよくするかが目的だ」とは、OECD事務総長が語っているところですし、文科大臣や各界識者も教育改善についてコメントしています。その努力はもちろん必要なことですが、私はこの件に関しては悲観的で、教育面の改善だけでは、この問題は解決しないように思っています。

私の子供のころは「軍国主義」時代で、「将来の夢」を訊かれたら多くの男の子は「軍人」と答えていました。それに次いで多いのが「発明家」・「科学者」だったと思います。戦後は一転して「平和主義」となり、「文化国家建設」が叫ばれました。「軍人」は消えて「科学者」がダントツ。
 1949年、日本人としてのノーベル賞初受賞となった湯川秀樹博士は物理学者。50年代はソニーがトランジスター製品で世界を席捲。60年代、テレビアニメのさきがけとなった「鉄腕アトム」は「心やさしい 科学の子」。

 時代は変わりましたね。今日、「将来の夢は科学者」と語る子供はきわめて少数でしょう。テレビによく出る人――タレント、スポーツ選手、弁護士など――が憧れの対象なんじゃないですか。勉強するのは、学問とか「真理」のためではなく、ディベートに勝つため、競争に勝つためでしょう。私には昔のほうがまともだったという思いが拭いきれません。でも、これは「好き・嫌い」だけではどうにもならない問題のようです。

 40年ほど前までの日本は「物不足」に苦しみ「モノ」を求める社会だった。今の日本は「金不足」に苦しみ「カネ」を求める社会になった。
 時の流れを逆転することは難しいでしょうが、せめて、流れに掉さすのではなく、かっこ悪くてもブレーキを多用して、慎重なハンドル操作を心がけたほうがいいと思います。


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